泣いてたまるか

今日はカッポレ圭の誕生日でした。彼とても変わった人間で、本当つかめないんですよね~。何を考えているのかわかるようでわからない。だから面白いんでしょうけどね。メールのやり取りしてても、本気なのか冗談なのかわからないし、そもそも何のことをいってるのかも変わらなくなる時があります。というか、質問をしてもそれに答えず(無視じゃなく忘れてるんです)全く関係ないことが返ってくるんです。そういうところが、ろんさむでもうまく出てくるときはうけるんですけどね。まあ、そんな奴ですが、ライブさせたら最高です。

 で、毎週土曜日にBSで渥美清のオムニバス『泣いてたまるか』を2本づつ放映しています。1966~1968にTBSTVで放映されたものなので白黒ですが、よくテープが残ってましたね~。だってその後の『男はつらいよ』のフジテレビドラマシリーズなんて、初回と最終回しか現存しないんですから。

それはさておき、このドラマを録画して見ててびっくりしました。『男はつらいよ』の原点となる作品が2作あったのです。一つはまさに香具師役で傘を売り歩く商人、一つはフーテンの土方。後者は未亡人に恋をして他の男に奪われるパターンが寅さんそのもの。これら1968年ですが、どちらも山田洋次が関与していません(このドラマでは何作かで脚本を書いています)。ですから、渥美さんのテキヤ役は山田が思いついたことではなく、このドラマで妙にマッチしていたからなのです。しかもあの「かどは一流デパートの紅おしろいつけたおねえちゃんが~」って、寅さんではおなじみの啖呵売の口上をこのドラマでもやってるんですよ。これがフジテレビのドラマへ繋がったというのがわかりましたが、これまで全くそのことは知りませんでした。やはり、大瀧さんのいうとおり、全ては「その前」があるんですね~。

ちなみに今回の福田投手の野球賭博も、あの伝説の西鉄ライオンズ「黒い霧事件」が過去にあり、いわゆる「永久追放」となったのです。今回もそうなるようですね。

さて、今週もさらに忙しく寝不足の日々となるでしょうが、頑張りますよ。これしきのことで、泣いてたまるか!