角張

カクバリズムって、昔から好きですが、ミュージシャンやその音楽性はもちろんレーベルのあり方や雰囲気がAMOが目指しているものに近いんですよ。

そんなレーベルの15周年ライブが奇跡的に広島で開催されたので、勿論いきましたよ。超豪華メンバーがクアトロに集まり計7時間。これで5000円切るチケットというのが驚愕です。こんなライブ二度と広島で見れないでしょう。で、早速パルコの1階でユアソンのジェイジェイさんとエレベーター一緒になって、握手してもらいました。

内容もいうまでもありません。特に言えば、ビデオテープミュージックが音源より格段によかったのと、一番の目当てだった思い出野郎Aチームが動画よりさらに暑苦しくて泥臭くてとってもよかったです。あんなソウルバンドを待ってました。久々に音源欲しいって思えるバンドです。

あと在日ファンクのとき、ジェイジェイさんがゲストで入ってハマケンとユアソンの「あいつによろしく」をファンクバージョンでやったのがほんと嬉しかったです。10年近く前の「スペシャボーイズ」を思い出しました。あの時の2人の踊りも再現して、ジーンとしました。あの頃、ハマケンも在日ファンク結成前にファンクをサンプラーで「押し語り」していました。星野源も副業感覚でソロ出しましたって感じでした。カクバリズム周辺も状況が変わってしまいましたよね。というか、星野源が大手に移って、こういった音楽がメジャーになりうることを証明してくれたわけです。角張さんは、かの渡辺晋のようにになりうるってことです。ただ、サケロックはクレイジーのように形だけでも解散しないでいてほしかった。ほんの数年前まで、普通に小さな箱でライブを観に行けた星野源が、こうなってしまいなんかかわってしまったように見えてしまいます。でも、角張さんはどんどん新しいバンドも見出しています。エンディングの全員集合でのブギーバックも豪華でした。ほんと夢のようなオールスター大集合。でも、カクバリズムのメンバーはセロでさえも距離が近く感じるんです。そこはあの社長の雰囲気なのだと思います。