2012年11月29日

 先日K’S SHOTという広島の繁華街のバーで歌わせていただきました。座っていたいましたが、緊張で足が震えていました。こんなことは最近記憶にありません。音響の方がセットストックの音響とかされる凄い方で、お客さんも目の肥えた方ばかりで、他の出演者も凄腕ばかり。
 AMOが出る幕じゃないかもしれませんが、折角の機会でしたのでとちりながらも唄ってきました。セットリストは1.三ツ矢の訓 2.竹島を返してよ 3.残尿感(ベースのシローさんと共演!)。帰ってからどっと疲れが出ましたが、いい武者修行になりました。

 翌日は、サンフレッチェの優勝戦でビッグアーチへ行き、ピッチで甲冑姿でで法螺貝演奏。優勝決定の瞬間もスタンドから法螺貝吹きまくり。この目であの瞬間を見てきました。91年のカープの最後の優勝も現地で見たし、これは本当幸運です。
 さて、試合後今度は横川シネマへ行き、七尾旅人のライブ視察。音響が何と昨日のライブのあの大物エンジニアの方でびっくり。それにしても、初めての七尾ライブでしたが、弾き語りで3時間20分。長くて濃い凄いライブでした。かといって、全然疲れませんし、かえって疲れが取れた演奏でした。とにかく、エフェクターとサンプラーを駆使した前衛的な展開に圧倒されたかと思いきや、メロディアスでグルーヴィーな曲に癒され、本当行ってよかったです。彼は中村一義や椎名林檎に匹敵する天才です。最近の作風がよりポップになっているのがありがたいです。しかし、コアなファンからは非難の的になっているかもしれませんが、それは難しいとこですね。
 AMOがメロディアスな曲を歌うと受けません。かといって、風刺が効きすぎた唄も受けません。皆様に受ける唄ばかり狙うのも自分自身が納得いきません。となると、どうすればいいのか?結局作りたい唄を作るしかないのです。

 今後ですが、実は、1月20日に広島市内でライブを計画しております。しかし年内は当面ライブの予定はありません。よって、制作の方にかかりたいと思っておりますが、日々いろいろと雑務に追われて、また最近心身の疲労が激しくなかなか取り掛かれません。
 誰もAMOの音楽なんて求めてないという不安に襲われていて、心が折れそうになることもしばしばです。多分、AMOが作ろうとしている音楽やその意図は誰にも理解できないでしょう。勿論聞かれることもありません。しかし作りたい気持ちがある限り続けていきますので、ただ笑って聴いていただければ本望です。今後ともよろしく!