『素人音楽』をリリースしてから、オフと称して東京へ行ってきました。渋谷の「スマイル」という喫茶店で、関美彦と曽我部恵一のアコースティックライブを視察して、25人も入ればいっぱいなので、ビールを飲みながらすぐ目の前でライブを楽しみました。関さんのライブは初めて見ましたが、あまりにそのへんのおじさんのような佇まいで意外でしたがすごく優しく穏やかな方でした。北山ゆう子さんのスネアと伊賀航さんのベースも入って素晴らしかったです。
曽我部さんはマイクなしでギター1本で唄いましたが、あの人の唄は嘘くささがなくやはりいいですね。バンドもいいですが、ソロの弾き語りも素晴らしいです。話かけても気さくに話していただきました。(こっちはドキドキでしたが)
それから、浅草の東洋座という演芸ホールにいってきました。ボーイズものなんかを中心に漫才や漫談をたっぷり楽しみました。音曲漫談ともいわれるボーイズものは日本では7組だけだそうです。絶滅を救うべくAMOもこの路線に挑戦しましょうかね?浅草って町は本当エノケンから渥美清、萩本さん、たけしなど日本の笑いの聖地です。ここの昭和演芸の名残がレコード屋「ヨーロー堂」です。ここは、演歌から喜劇人の唄やコミックソングなど非常にディープな昭和的音楽に特化しています。素晴らしいレコード屋(もちろnCDが中心ですが)です。
AMOの音楽はフォークから始まりましたが、今ではこのような喜劇人のナンセンスソングを一つの手本としているのは事実です。ただし、誰も作っていない唄を作ろうとしています。
アルバムを発表して2週間になりますが、これがまた予想通りの反響なさ・・・。希望者には無料で配布し、無料で発送しておりますが45枚作った段階で追加オーダーは今のところなし。やはり、なかなか風穴は空きませんかね~。やはり需要不足という根本的な問題は存在しております。では何でこんなアルバム作ったのか?いろいろありますが、結局は自己満足なのでしょうね。確かに演奏も録音も酷いアルバムですが、制作した私としてはこれこそAMOというアルバムに仕上がったと思います。絶対に誰も作らないアルバムだからです。それがわかってくれる方も数人いらっしゃるようですが、そもそも音楽観のねじれている私が作ったものですので、評価されるわけがないのです。それでも、どう感じるかは知りたいので、ジャケットの「How
dose it feel ?」(勿論ディランの歌詞を意識してます)と入れているのです。しかし、その感想を言ってくれる方も少なく、寂しい限りです。
とはいいつつ、酷いアルバムを作ろうと意図したので、狙い通りということも言えますが・・・。まあ、このアルバムを作ることができたので、AMOはいつやめてもいいと思いましたが、悔しいので世間に対してもう少し無駄な抵抗を続けていくつもりではあります。
ともかくこの馬鹿馬鹿しいアルバムを聴いてみたい方はぜひご一報下さい。無料で送ります。