ニューシングル

50枚作りましたが、さすがにくたびれました。こんなもの作って意味があるのか?ただで配って赤字はどうするのか?いろいろ自問自答しながらでも、とにかくやらないではいられない衝動でやっています。意味は後付けでいいのです。

 今回の敗北感、いろんな意味でいい曲できたと思います。みんな嫌々だったかもしれませんが、一生懸命やってくれました。新人ムカイダーも参加してくれました。いきなりわけのわからない曲をピアノ弾かされて戸惑ったかもしれませんが、コーラスも時間ぎりぎりまで参加してくれました。忙しい彼女がこの録音に参加したことの意味は大きいと思います。トウサンもあまり録音でドラム叩くこと自体好きではないけどもイメージ通りのリズムを叩いてくれたし、コーラスも積極的に指揮してくれました。モリソンも風邪をおして参加しあまりやらないポップなベースを弾いてくれました。サトシも慣れないエレキギターで私の弾いてほしい通りにやってくれたし、ドウゲンは東京から音源がついたその日にすぐギターを入れてくれました。録音のタイソンも正月早々あまり乗り気じゃなかったかもしれませんが、スタジオ入ると人が変わったように職人の顔でセッティングを始めました。バチ山はミックス、マスタリングを含めて今回は数日間にわたり抜群のいい仕事をしてくれました。本当年明け早々みんなよくやってくれたと思います。

 しかしひとついえるのは、AMOのレコーディングは基本的に雰囲気がよく楽しいのです。意見の交換は勿論ありますが、これまでも含めて険悪になったことはほとんどないのです。曲の評価は人それぞれでしょうが、この間モリソンもいってましたが、やっぱり録音が楽しいってことは作品そのものの完成度よりAMOにおいては大事です。だからその楽しい空気を音源として残したいのです。今回のSGPの新曲にしてもしかりで、あれも録音が本当楽しかったですからね。これからもそんな風に楽しんでいきたいと思います。