私はアホか？

　アホだと思います。絶対にあちらの領域には入れないのに、それでも抵抗しようとしてます。ああいった方々のイベントには一度も呼んでもらったこともないし、これからもないでしょう。でも、私が思っているのはそうしたかっこいいとされているものが本当にかっこいいのか？ということです。

　我々の「阿呆まつり」って、そういう皆さんが好きなイベントに対して別の価値観を提唱したものなんです。まあ実際は、だれも呼んでくれないなら自分たちでフェスをしてやろうというやけっぱちな反骨精神なんですけどね。そんなにお客さんが来るイベントではありませんし、ましてや異端視されているというか知名度のないAMOですから知れています。でも、そこに来た人には素人音楽工房としてできる最高のエンターテイメントを提供しようと思いました。媚を売るのでなく、我々が最高に楽しんでいるものを提供すればそれを見る方も楽しめるはず。そう信じています。もちろん、それが評価されるかどうか、好きか嫌いかは好みの問題です。だから、いまいちよくわからんと思った方もいたかもしれません。しかし、私の中ではこれこそが今のAMOの全てといえるくらいのものを出せたと思います。そして、あれこそが私の考える理想のフェスです。大会場でなくても、有名なバンドがいなくても、沢山お客さんがいなくてもそこで何が繰り広げられるか？アホだなー笑いであり、いい唄だなーってしんみりしたり、自然に体が動いたり、そしてなんだかわからないけど会場がワイパー運動なんかしなくても不思議な一体感になったり。それがあそこにありました。いろいろ広島のアマチュアのライブは視察してきましたが、ここだけの話うちの阿呆まつり、どれにも負けてません。ただのオムニバスライブとは全然違う統一感。自画自賛でカッコ悪いのですが、これは正直に思っています。もちろんそれは私の価値観の中であって、しょぼいイベントのくせにって鼻で笑う人もいるかもしれません。でもそれでいいんです。お前たち、わかってないよって逆に私が思えるからです。わかってない奴、AMOを理解できない奴が多ければ多いほどいいんです。それだから私はささやかな抵抗ができるんですよ。

　今日ツイッターに広島のバンドの分類表みたいなのが出てましたが、もちろんAMOが出るわけない。そもそもバンドでないしと思ったとき、うちのようなレーベルというか素人音楽事務所って他に比較対象がないなって思ったんですよ。だから一緒にされては困るんです。多分置き場所がないから、ゲテ物扱いなんでしょう。あ、あの人達なんかよくわからんけど内輪でわいわいやってる人でしょうみたいな。というか、それ以前に存在自体を知られていませんね。ぺろぺろはさすがに入ってましたが、モリソンのミカカとアカノタニンとか入っても良さそうですがなかったですね。別に私はバンドというのが嫌いなわけではないのですが、音楽やっていること＝バンドかソロ歌手かって雰囲気に違和感があって。素人音楽事務所っていうのもあっていいと思ってました。で、実際ささやかながら今そういうことをやっているんですよ。まあ今年はちょっとバンドのイベントをどこかでできればと思ってますが…。

　まあ、それはさておきだらだら書きましたが、阿呆まつりに対してとても思い込みが強く、自己満足したっているショボイお話でした。忘れてください。祭りの中身についてはまた書きます。