九博の特別展を見るため、福岡に向かうバスの中にいます。
バスは安く、福岡までなら4時間半くらいなんでまあ何とか許容範囲。
朝出て、夜行で帰ろうと思ってましたが、夜行が取れないのでどこかサウナでも泊まって帰ろうかと。
厳密には1席空いてたんですよ。で、何回もスマホ、パソコンで予約しても最後でエラー。イライラしてましたが、どうにもならない。結局翌朝電話しましたよ。それでようやくわかりました。
空いてるのが女性の横なんで、男性の私は予約できないらしいのです。どうりで、今このバスも隣は同性同士ばかり。痴漢防止目的なんでしょうが、これは如何なものかと。
そのバス乗りたい人が、空いてるのに異性だから座れないってなんか本末転倒だと思うのですが?確かに、そういう被害あった人もいたでしょう。しかし、迷惑行為する人がいるかもしれないから乗せないのなら、ハナから女性専用バスにすればいいでしょう。それに全シートに仕切りを設けるとか。
それにしても、こういう世知辛い社会は面白くもなんともありません。袖触れ合うのも何かの縁とはいいますが、これじゃ袖を触れさせない社会にしようとしてるみたいなもんで、やり過ぎだと思うんですがねー。縁が欲しいなら、触れ合わないネット上で見つけろ!ってことですかね。
寅さんが旅の途中、相席や相部屋で様々な女性と出逢いますが、あんなのは今の世の中あり得ないんでしょう。そりゃ色んな人がいて、いい人の面して騙したり悪いことする人もいるでしょうよ。ただ、リスクを回避目的のあまり、過度に予防措置を取りすぎて人間関係が希薄になったり、他人を信頼できない社会になってると思うんです。
昔話で、夜中旅の人が一夜の宿を求めて民家を訪ねるなんてよくありますが、ああいうことが昔はありえたんでしょうが、今では防犯防犯で、そんなことしたら警察呼ばれます。
子供の安全対策もそうです。確かに犯罪はあります。でもそんなの昔からあることで、リスク回避をやり過ぎなんですよ。ガチガチに管理された中で日々を送る。それで創造性を伸ばせなんて無理ですよ。危ないこと、してはいけないことを自分の経験から学ぶことが一番意味があるような気がします。
なんか真面目な話になりましたが、見知らぬ女性と相席して、数時間のワクワク感味わいたいものですねー。って説得力ない!