12月8日といえば「ニイタカヤマノボレ」「トラトラトラ」で知られる「リメンバーパールハーバー」です。先日BSの昭和の選択って番組でS15年の三国軍事同盟のことをやってて、友達がそのリサーチャーやってることもあって見ましたが、世界の趨勢を見誤ったといえばその通りです。ただ、世界情勢が大きく変わる中で、当時の人びとがドイツの躍進を本物とみてもおかしくない雰囲気であったことは確かだとは思います。もちろん仕方なかったで済まされる問題ではなく、その選択を肯定するわけではありません。当時の松岡外相(あの「堂々退場」で有名な)も「一生の不覚であった」と後に嘆いています。でも、強い方に付こうとするのは国を維持するうえで当然で、その時ドイツがひょとして世界を変えてしまうかもしれないという、勢いがあったのでしょう。ただ、もう少し長い目でみるべきであったわけで、つまり三国(本当はソ連も含めた四国の同盟が松岡の狙いだったようです)で同盟を組むことがアメリカをいう大国との戦争を招くことにつながることは考えられたはずなのです。それがいかに危険であるかは海軍は一番わかっていたはずなのに、国防予算に目が奪われてしまったのです。国を守る最も有効な方法は、軍備でなく、戦争を回避することであることなんて、わかっちゃいるけど…だったのでしょう。うーん。後から批判することはいくらでもできますが、当時の世界情勢を自分だったら見極められたか?自信ありません。ましてや、ドイツがソ連に突如攻めかかるなんて想像だにしてなかったでしょうね。
で、もう一つ、12月8日といえばジョンの命日。最近はいわゆるオールディーズのロックンロールかボブディランとザ・バンドあたりをずっと車内で聴いているので、ビートルズ1も買ってませんし(リマスタリングのPVだけは見たいのですが)、ビートルズ関連から離れてました。でも、年に一度くらいはジョンレノン聴くべきだとは思います。まあ、この時期はイマジンとハッピークリスマスが耳にタコができるくらい流れるので、逆にジョン離れが加速するのですけどね。でもたった10年間しかソロ活動してませんが、あの方ずいぶん濃い活動してますよね。いっぱいレアなレコードも作ってるし。どのアルバムが一番好きかといわれれば、どうでしょうか?ファーストのジョン魂やセカンドのイマジン、もしくはダブルファンタジーが定番ですがね~。今の気持ちで言えば、逆にそこ選びたくないんですよ。そんなんで今日は『マインド・ゲームス』を聴きまして。まあ、タイトル曲以外ほとんど覚えてないという印象に残らないアルバム。でも、素朴でいいんですよ。過度にラブアンドピースでもなく政治的でもなく。でもジョンレノンがかっこいいのは、小林旭がカッコいいのと同じようなもので、当たり前すぎて言うことが憚れます。
まあ、みんな大好きですけどね。