あまり地元を気にかけてなかったあまりに、秘書があまりにも勝手な対応をとってしまった甘利事務所。大臣を辞めざるを得なくなったわけですが、この人の会見を見てるとどうもこの人が悪徳政治家には見えないのです。確かに賄賂をもらったことは事実ですが、会見の後半で言っていた「政治活動をする上では、いい人ばかりと付き合うわけにはいかんのです」という言葉が本音に聴こえました。明らかに信頼できる人・いい人はわかるにせよ、よくわからない人達もたくさんいるわけで、また周りにいる人が必ずしも自分の仲間とは限らないわけです。結局いい人かどうかでなく、人は利害関係で動くのが政治の世界。本当今回の事件は政治家本人が清廉潔白かどうかというだけの次元ではなくなっていることを感じました。
まあ、考えてみれば音楽やってる我々だって多かれ少なかれそんなことはあるかもしれません。人がいいから音楽もいいわけでもなく、音楽がいいから人がいいとも限らない。人気があるから面白いわけではなく、面白いから人気があるわけでもありません。
先日の阿呆まつりのステージで、ドウゲン選手が私のことはそんなに好きじゃないけどAMOのことは好きだと言ってました。半分冗談とは思いますが、うちの選手に限らず、私のことは好きじゃないけど…って人は本当は結構いると思うんです。もっといえば、AMOのことは好きじゃないって人も。どう思われるか、それは人前に出る限り気になるしある程度気にもしないといけません。そのことでここ数日少し悩んでいました。幾つかのことについて責任も感じていました。が、思い出しました。AMOの原点に返ってみろと。そもそもそんなことを気にする立場か?どんだけ有名なのか?もともと世間一般で受ける音楽やイベントを目指していたのか?と。さっきムカイダーのユースト番組聴いていて、私に初めて出会ったときのことを語ってました。彼女の印象は「なんかめっちゃ変なおじさんがめっちゃ変な歌うたってる」だったそうです。
そうなんです。私なんて本来は「なんか変な奴で変な歌」という見方が普通じゃないのかと思い出しました。そこから、いろいろあって今ここまでやってきたのは、「やりたいことをやりたいように」やってきただけです。いつかAMOは終わる日が来るわけで、その日までそのままやればいいし、やりたくなければやらなかったらいいだけだと。そう考えると少し気持ちが楽になりました。
甘利さんは大臣を辞めることで責任をとりました。私はとりあえずこの変な自称事務所を続けていくことがすすむべきの道と思います。外の誰かには気に入らない集団かもしれないし、面白くないかもしれませんが、人の迷惑だけはかけないように、無理のない程度にやりたいようにやっていこうと思っています。
今日は真面目になりましたね。おやすみなさい。