もう2月ですね、ぼちぼち日も長くなってきまして、気温の方も少しずつ春に向かって暖かくなるわけです。
昨日は書いてる途中寝てしまいましたが、前座の後、志らくが二階の楽屋から階段を降りて、客席候補から高座に上がるわけです。こんなの絶対よそではありえません。なんせ、元芝居小屋で二階はぐるっと桟敷席があるのに、舞台裏に楽屋がないわけです。志らく自身、階段を降りて舞台に上がるなんて初めてだと言ってました。休憩を挟み二席もやってくれて、ほんと素晴らしい芸に感動し、笑い続けてました。声ももちろん表情、仕草どれも絶品。談志の思い出話もたくさんしてくれたり、故円楽の話も笑いましたね。
近年やたらいろいろなものに「極上絶品」とか「神対応」とか最上級の表現をしますが、私は安っぽくてたまらなく嫌なんです。それに簡単に最上級表現をすると価値が下がる気がします。
さて、でも志らく落語は談志が認めただけあり、絶品ともいえる素晴らしいものでした。午後2時半から始まり、志らくの二席目は人情噺で、ある意味本領発揮でした。4時半頃、1番盛り上がってる時に、磨りガラス越しに夕日が入り、落語を演じている志らくの顔の左に当たっていて、それがなんとも美しい姿。あの光景は忘れられません。
人柄もとても感じよく、終演後はすぐ並んでサインと、握手までして頂きました!楽器もなにも要らない、口だけで世界を作り出す。まさに談志のいうイリュージョン。私それ程生でプロの落語見たことありませんが、昔先日亡くなった桂春団治を広島で見ました。あと2年くらい前に柳家喬太郎がNHKの番組収録で安芸高田に来たのを見に行きました。また、難波や浅草でも幾つかは見ました。しかし、今回ほどぐっときたものは初めてです。落語の世界観が堪らなくいいですねー。二席目なんてマイクさん泣いたようです。恐らく会場の雰囲気も含めて一生忘れられない落語だったと思います。あの感動は書ききれません。
今日のタイトルはコスモスですが、安芸高田に昨年末に出来て、職場から近いのですがらウォンツよりコスモスの方が断然好きです。今日も二回目ですがいきました。いろんなものがあって安いので最高ですよ!
コスモス絶品!