雪道

当たり前のように居た人が突然居なくなることに戸惑ってます。先日金曜日に職場に来られて、会って話したばかりでした。その方が「測量手伝うので、またお城に一緒に連れてってや」と言われたのが最後の会話でした。その時、わかりました今度行きましょうとすぐに言えなかったことが心に引っかかってます。その方は、10年前私が博物館の学芸員に異動が決まった時、初めての職種に不安でたまらない私に助言してくれました。「あなたは研究者にならなくてもいい。研究者と一般の人を繋ぐ人になりんさい。」この言葉で私は救われ、それなら出来るかもしれないと思って学芸員という仕事に入っていきました。今でもその言葉を大事にしていて、ある意味こころの恩人です。その言葉のお礼をいつか言いたかったのですが、それが言えなかったのが、残念です。

たった何秒かのタイミングで命を失ってしまうということ。みんないつか死ぬのは当然なのですが、今更思い知りました。

暗い話題ですみません。今週仕事が忙しく、家でも仕事していますが、元気なら幸せなんだと痛感しました。

皆さま、雪道はお気をつけて。