どうも、秋本番となりましたが、私は秋本です。
さて、AMO設立21年を迎えた11月11日、遂に新譜を発表しました。『社長倦怠記』という、秋本音楽事務所名義ですが、実質私の7年ぶりのソロアルバムです。いろいろありましたが、昨年から初めてようやく完成しました。52分もありますが、ほんと弾き語りばかりで、音としてはシンプルなものです。曲もおなじみのものに加えて、ほとんど披露したことがないものや、再録もあります。もちろん、これら以外に作った歌はいろいろありますが、収録するほどのものでもなかったということです。一応このサイトでSNSでも告知しましたが、まあこの新譜はほとんど反響はありません。数人予約いただきましたが、特にTwitterではもう少しくらい「義理いいね」があるかと思いましたが・・・。現代ではそうした社交辞令が不要になってきたのを、北風の到来と同時に痛感しました。でも、それもまたいいじゃないですか。この誰にも求められていない感じ。それでも作ったこのアルバム。10年後に話題になることさえないでしょう。でも、ある意味これこそが私の集大成のような気もします。というのは、ありのままの唄であり演奏であり、打ち込みもなく、すべて自分ひとりの生録音だからです。もちろんバッチグー山本さんに、ミックスで多少の修正やエフェクトを加えていただいております。まあ、それがないととても聴けたものではなかったかもしれませんが。とにかく、どうしようもなくひどい歌や演奏と、何とか聴ける音にしてくれたエンジニアとのせめぎ合いの結晶と思って聴いていただくとより趣深いものになるでしょう。あと、このアルバムは、カッコよくしようという狙いはなく、記録を残すことに主眼を置いています。ですので、生活音や子供の声も含めてありのままを収録されています。これらすべて結果的に!です。
とりあえず、こういう需要がないことを手間をかけてやるという、AMO本来のあるべき姿がいまようやく再確認できました。このアルバムを聴いても、あなたの生活に全くにメリットはありません。ただ、こういう歌があるんだろうと思うだけです。でも、一曲一曲になぜそれを作ったか理由があり、私の思いはあります。詳しくはまた22日のオンライン阿呆まつりで解説します!