「聞いてない」というのは、本来なら情報を教えてくれるべきなのに、それを怠っていることを非難しているわけです。何で知られていないのか?つまり連絡ないよ!なのです。
それがギャグとして面白いのは、相手を非難しながら実は知っていてきっちり準備をしているからで、しかも必要以上に入念な準備。これをギャグとして成立するためには、準備をしていることへの突っ込みが必要なのです。押すな押すなのネタもしかり、最後に、自分から風呂に落ちてるというツッコミがいるわけです。
聞いてないよ、というギャグで彼らの存在を知り、ハマったのは私が中学生になったばかりの頃。たけしのお笑いウルトラクイズからでした。この番組本当に面白くて、かなり濃いめのいわゆるヨゴレ芸人達が一同に集まり、クイズという名の珍芸を出しながら名前を売るという趣旨でした。たけしが好きそうな、軍団とはまた別のほんと面白い人達はばかりで、林家ペーパー、中村ゆうじ、ポール牧、松村邦彦などが出てました。その中で、人間性クイズというもはやクイズではなくただのドッキリ的な企画がはくだらな過ぎて面白かったです。特に好きだったのが、春一番とダチョウ倶楽部。春一番はいつもプロレスクイズでお約束で芸人達がボコボコにされて、最後に彼が出てきて猪木の真似をして「というわけでね、今回も負けてしまいました。それでは皆さん、1.23ダー」というお約束でシメでした。これが好きだったのです。ダチョウはたけしが気に入ってましたね。初めは地味でしたが、聞いてないといって、こっそり準備していたのがおかしかったのです。ただ、3人のヨゴレ具合が回を追うたびにだんだんエスカレートして、最後は彼がロケットで飛ばされて、服が破れる仕掛けまで仕込んでました。なので、最後あたりは飛ばされる前から服が破れていました。
その頃、90年代前半までのダチョウが一番好きでした。彼らが面白かったのは、弱くて、ダサくて、かっこ悪いから。特に彼は短足で小太り。そんな奴が、聞いてないなどと文句を言う割に、実は準備をしているという、人間の醜さを凝縮したネタだからではなかったのかと思います。
彼の追悼特集観てて何故かあまり泣けないのは何故でしょうか?亡くなっても笑わせてられるのが、本当の芸人ではないかと思います。
彼が死んだなんて、聞いてないよ!合掌。
それがギャグとして面白いのは、相手を非難しながら実は知っていてきっちり準備をしているからで、しかも必要以上に入念な準備。これをギャグとして成立するためには、準備をしていることへの突っ込みが必要なのです。押すな押すなのネタもしかり、最後に、自分から風呂に落ちてるというツッコミがいるわけです。
聞いてないよ、というギャグで彼らの存在を知り、ハマったのは私が中学生になったばかりの頃。たけしのお笑いウルトラクイズからでした。この番組本当に面白くて、かなり濃いめのいわゆるヨゴレ芸人達が一同に集まり、クイズという名の珍芸を出しながら名前を売るという趣旨でした。たけしが好きそうな、軍団とはまた別のほんと面白い人達はばかりで、林家ペーパー、中村ゆうじ、ポール牧、松村邦彦などが出てました。その中で、人間性クイズというもはやクイズではなくただのドッキリ的な企画がはくだらな過ぎて面白かったです。特に好きだったのが、春一番とダチョウ倶楽部。春一番はいつもプロレスクイズでお約束で芸人達がボコボコにされて、最後に彼が出てきて猪木の真似をして「というわけでね、今回も負けてしまいました。それでは皆さん、1.23ダー」というお約束でシメでした。これが好きだったのです。ダチョウはたけしが気に入ってましたね。初めは地味でしたが、聞いてないといって、こっそり準備していたのがおかしかったのです。ただ、3人のヨゴレ具合が回を追うたびにだんだんエスカレートして、最後は彼がロケットで飛ばされて、服が破れる仕掛けまで仕込んでました。なので、最後あたりは飛ばされる前から服が破れていました。
その頃、90年代前半までのダチョウが一番好きでした。彼らが面白かったのは、弱くて、ダサくて、かっこ悪いから。特に彼は短足で小太り。そんな奴が、聞いてないなどと文句を言う割に、実は準備をしているという、人間の醜さを凝縮したネタだからではなかったのかと思います。
彼の追悼特集観てて何故かあまり泣けないのは何故でしょうか?亡くなっても笑わせてられるのが、本当の芸人ではないかと思います。
彼が死んだなんて、聞いてないよ!合掌。