私のクリスマス

 今年のクリスマスイブのディナーは、なか卯で牛すき丼大盛りを味噌汁付きで一人で食べました。なか卯といえば、今年うちのくみちゃんやサトシ、マイクとも行きましたが、すきや・吉野家よりも全然こっちの方がいいですね。特に牛すき丼はレベルが高い。イブに親子丼なんて食ったらいかにも時代に迎合しているようでしたので、ここでもあえて牛すき丼にしましたよ。うちのトウサンなんかは敬虔なクリスチャンなんでクリスマスはとても大切にしています。そういう宗教行事としてちゃんとやってる人は尊敬しますが、私のような自分が宗教だみたいな人間は時流にのって、サンタの帽子かぶったり意味も分からず西洋のイベントを借りて大切な人と過ごそうとかいうの抵抗があるのです。

 もちろん昔はサンタ信じていたし、思春期過ぎるとクリスマスイブに女の人とご飯食べにいったりもしましたよ。でもね、年々クリスマスに対して抵抗力が出てきたんです。つまり、私はクリスマスが嫌いではなく、苦手だということに気付いたんです。これはハロウィンについても言えることです。言い換えればそういう柄じゃないわけで、まあ家庭をもっていたりすれば別なんでしょうが。

 そもそも「メリークリスマス」ってどういう意味なんでしょうか?ネットで調べてもクリスマスおめでとうみたいな感じで今一わかりません。ハッピークリスマスなら何となくわかりますが。だいたいアメリカでは宗教の違いに配慮して、公ではメリークリスマスとは言わないそうですよ。ハッピーホリデーですって。「幸せな祝日」ってことでしょうか?

 とにかくね、意味もわからず西洋の宗教行事を「恋人たちの大切な時間」みたいにもちあげるのはうんざりですね。まあ、その反骨心はそういう状況になっていないことに対する嫉妬というものであることも薄々感じてはいるわけですけど。

 さて、クリスマスが終わればお正月です。羽根つき、コマ回し、すごろく、福笑い、カルタ取り、凧揚げ。こんなのやってる子供いまではほとんどいません。たったこの30年くらいで子供の遊びまで全く変わってしまいましたね。これはやはりテレビゲームのせいですか。しかし、凧揚げ久々にやりたいですね。AMO新春凧揚げ大会とかいって、大のおとながみんなで河川敷で凧あげるとか。そういうベタなことに実は笑いが潜んでいるような気がします。そして、それは今の時代だから笑いになるのではないかと思うのです。